MLBならでは ぜいたく税導入や桁違いのドラフト

アメリカ国旗

MLBでは「ぜいたく税」を導入しており、MLB全体が盛り上がることを目指しています。そもそも、ぜいたく税とは、大きな人気を持つチームなどが多くの負担をすることによって、組織全体を活性化させようという考え方から生み出されたものです。

具体的なMLBにおけるぜいたく税の徴収の仕方としては、選手全ての年棒を全て合計した額に対して課すことになります。ぜいたく税の特徴としては、チームに課すという点です。選手に対しては年棒税を課しています。ぜいたく税が導入されることで、チーム力の均衡が図られることになり、結果としてMLB全体が盛り上がるというのが目的でしたが、思うような結果になっていないのも現実です。ぜいたく税を支払う球団についても、ある程度限られており、ニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックス、ロサンゼルス・ドジャースなどが常連です。

ドラフト制度についても、MLBのスケールの大きさには驚かされます。日本プロ野球界では、セ・パ両リーグ合計の12球団が、4名から10名ほどの選手を獲得しますが、MLBでは1チームにつき40名ほどの選手を指名することができます。30名の各チームが40名の選手を獲得するだけで1,200人ほどの規模となります。いかにMLBが大きな組織かが理解できます。