完全分業が普通?MLBの先発・中継ぎ・抑えの投手

ピッチャー

MLBの投手は先発投手と中継ぎ投手、抑え投手と完全に分業ができており、これは日本のプロ野球と比べると徹底されています。

先発投手は必ず中4日から5日でのローテーションで回って先発してくるため、あらかじめ先発投手は決まってきています。その代り、通常は100球弱ほど投げると次の中継ぎ投手に交代します。投手の肩や体を守るということで徹底しています。抑え投手はクローザーと呼びますが、短いイニングを完璧に抑え込む能力のある投手が抜擢されて、勝つ見込みのある試合で登板してきます。

日本ではまだまだ先発完投型の投手が重宝されていますが、MLBでは、5回までを3点以内に抑え込める投手を求めています。そこが、日本のプロ野球とMLBの大きな差です。これは、バッターの能力の差が大きく影響します。

日本のバッターより、パワーもスピードもあるバッターが揃っているMLBでは優秀な投手でも一人で抑え込むのは難しいからです。もちろん、ノーヒットノーランやパーフェクトの可能性のある場合は交代はさせずに記録を狙わせます。中継ぎや抑えも重要なMLBでは、高額な契約をしている選手も多く、投手の能力にあった起用法が選択できるし、活躍できる場も広がります。